その資源、次の未来へ繋ぐために
ドローン空撮
オープンデータやドローンの空撮画像などから、林班境界の判定や計測対象となる林分の選定を行います。
森林内計測
胸高直径や材積など、資源価値を分析するうえでより高精度なデータが必要な地点および地域では、地上据置型や、地上移動型の3Dレーザースキャナーを用いて森林内部の計測を行います。
据置型では移動型よりも時間はかかりますが、マーカーと呼ばれるターゲット球やGNSS等の座標取得を用いることにより、もっとも精度の高いデータを得ることが可能です。
移動型の場合は、地上計測における速さがなによりもの利点になります。単純なコスト比の話とはなりませんが、従来の毎木調査のおよそ30分の1ほどの功程で全計測が実施できます。
実際のバックパック型3Dレーザースキャナーでの計測風景
スキャナーで計測した実際の3Dデータモデル
AIによる自動分析
計測したデータをAIの自動分析にかけ、各種数値を算出します。胸高直径・樹高・材積・矢高などに加え、等高線などの情報も得られます。
分析したデータからは必要となるデータだけを抽出し、また付帯させる数値やコメントを入力し、業務に活用するうえで適した形へと整えていきます。
データの活用方法
材積値を集計して森林資源の価値を算出するのはもちろんのこと、実際の地図座標へと座標点の落とし込みを行い、樹木の一本一本に対応した保育管理用データとしてもご活用いただけます。
またドローン空撮で取得したオルソ画像や、地上型3Dレーザースキャナーで得られた点群データを転用することで、森林整備事業における申請・検査の資料として、あるいは事業説明時の直感的な資料としてもお使いいただけます。